Tawagoto Club

目覚め

「わたし」とはおおいなる「あなた」のこと

「わたし」というものは何処にもなく
ただ起こり続ける「いのち」

最初の最初から
そもそものはじめから
「わたし」は「あなた」そのもの

ただ「わたし」だと想いこんでいた
ただ錯覚のなかに生きていた

「わたし」はもう消えている

ほんとうは「あなた」と呼ぶこともできない

ふたつとはいえない「ひとつのもの」

此処に起こり続けている・・

そう・・
生まれもせず 死にもせず・・

あえて呼ばせてください
あなたのなまえ

あえて言わせてください
ありがとう

そう・・
「あなた」が「あなた」を呼んでいる

そう・・
「わたし」が「わたし」へ ありがとう・・

「あなた」の声を聴きました

「わたし」は何処にもいなかった

すべては此処にありました
不思議な「いのち」がありました

「わたし」はいない
「あなた」がいる

「わたし」はいない
「あなた」もいない

あえて呼ばせてください
あなたのなまえ

あえて言わせてください
ありがとう・・

そう・・
「あなた」が「あなた」を呼んでいる

そう・・
「わたし」が「わたし」へ・・ありがとう・・

「わたし」はいない

至福(よろこび)の海だけが此処に

かぎりなく遠い古(いにしえ)より知っていた「これ」がある

はじめのはじめから変わることの無かった
最初の最初から見知っていた「これ」が

「あなた」が「あなた」を育てている

うれしいことや悲しいこと
自由自在に変化して

「うそ」になったり「ほんとう」になったり
あらゆるものに変化して

「あなた」が「あなた」を育てている

あなたが口ずさんでいる
いま此処で

あなたが歌っている
いま此処で

「あなた」が「あなた」を呼んでいる

「あなた」が「あなた」へありがとう・・

ああ・・
「いのち」が起こり続けている
不可思議な 不可思議な

「あなた」の声を聴きました

「わたし」は何処にもいなかった

すべては此処にありました

不思議な「いのち」がありました

kuuhaku

kuuhaku

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