空高く浮かんで
キレイな白い雲たちを下に観ている
泥のように纏わりついていた
手枷足枷の重さを遥か下に眺めている
空に浮いてみれば
命と呼ばれる不思議なものが漂っているだけさ
そんな当たり前があるだけさ 忘れかけた真実があるだけさ
泥のようなしがらみが 老いぼれを作っていく
そうだね 不自由を愛しすぎたんだろう
不自由に酔いしれていたら
自分が誰かもわからなくなっちまったのさ
まだ遅くはないけど
よくそんなにしがみついていられるものさ
このまんま一回終わっちまったら
また最初からやり直すつもりかい?
何も問題はないんだけどさ
うんざりするハナシさ めんどくさくはないのかね
それともそんなこと とっくの昔に忘れちまったのか
泥のような思い込みが 老いぼれを作っていく
そうだね 不自由を愛しすぎたんだろう
不自由に酔いしれていたら
自分が誰かもわからなくなっちまったのさ
青い空から眺めれば 老いぼれたココロは幻
そうだね 朧なユメは儚く揺れて
自由の風にさらわれてゆく
自分は誰でもない そう・・誰でもない
kuuhaku