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ただ起こるなりあるがまま

kuuhaku

あるがまま ただ起こるなり あるがまま

kuuhaku

あまりに無意識
あまりに夢うつつに沈んでいる
今ここで起こり続ける
途方もない奇跡は
眼にとまることもなく
ただ通り過ぎてゆく

その奇跡はいつも起こっている
”それ”はいつも起こっている

眼をつむったまま
夢の中に浮遊して
あちらこちらを彷徨っているので

ただただ
”それ”を見逃し続けている

この限りなく祝福された”あるがまま”
至福と歓喜に充ち満ちた途轍もない極楽
この上ない清浄のひかりや 踊り うた
ただいま此処に脈動している壮大なシンフォニー
降り注いでいる愛や慈悲

それらは
ただあるがままに目の前で
この身体の中でも
この心の中でも
在り続けて
起こり続けている

そう
すでにそれはここに
そう
すでにそれは今此処に

少しでも
その眼を開けてみれば
寝ぼけたマナコを
うっすらとでも開けてみれば
そのまばゆい光はわたしを圧倒してしまう

それほどあからさまに
それほどあからさまに
”それ”は起こり続けている

ただ・・
それらには目もくれず

幸せが幸せを探すように
喜びが喜びを探すかのように
終わりのないような
果てしなく続くかのような探求と苦悩

その旅
それは
悪夢の中で 
ただ蠢いて
ただ うなされているかの如き

眼を開ければ
夢から醒めれば
あからさまな真理は
ここにある

何にも隠されてはいない
”それ”はあからさまに
目の前にある
そう
いま ここに

kuuhaku

kuuhaku

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