まともにお読みになるような種類のモノではありませんのでご注意を(笑)・・
kuuhaku
「え?!今から買い物いってその後、墓参り、それから仕事?そらハードル重いな」
「ハードル重いじゃなくて高いだろ」
「 そうだっけか」
「当たり前だ、ハードル重かったら動かさなきゃイイだけだろ」
「だけどさ、動かさなきゃ100mの選手が走れねえだろ」
「まあな、コースの外に出さねえといけねえな」
「そうだろ」
「ハードルって何キロあるんだ?」
「重いハードルっていうくらいだから30kgくらいあるんじゃなねえかな」
「 おお、そら重いな、油断するとコシやっちゃうな」
「そうだろ、だからハードルが重いって言ってんだよ」
「なるほどな〜聞いてみねえと分からねえもんだな」
「そうだよ、ヒトのハナシはよく聞くもんだ。聖徳太子ってえ昔の偉いヒトはいっぺんに沢山のヒトのハナシを聴き分けることができたっていうぜ、少しは見習わねえとな」
「 ええ!そらハードルが高いや」
「んだからさ、それを言うならハードルが重いだろ」
「いやいや、これはハードルが高いでイイだろ」
「なんでだ?」
「わざわざハードルが高いって言ってるくらいだから相当高いに決まってるはずだ」
「 どのくらい高いんだ?」
「 そうだな、そらあ少なく見積もっても5mはあるんじゃねえかな」
「 おお、そら高いな」
「 そうだろ」
「でもそんだけ高いんじゃ重さもそうとうあるんじゃねえか」
「 そうかもな」
「 何キロあるんだ?」
「そうだな、5mもあるんだからな、ヘタすりゃ100kgなんてこともあるな」
「 ほれみろ、すげえ重てえじゃねえか」
「 おお、そうだな」
「 だろ、やっぱハードルが重いでイイじゃねえか」
「 そうか、そうだな、ハードルが重いでイイな、ヒトのハナシはよく聞くもんだな、でもそんなに重いと地面にメリこむなんてこともありそうだな、そうすんとトラックに穴あいちゃったりしてさ、そのあと100米決勝やっても転んじゃうヒトとかいるかもな」
「そらもう勝負は時の運てことでアキラめるしかねえんじゃねえかな、なにせ世の中つうもんはキビシイとこだからよ」
「 そうか、そんならやっぱハードル重いでイイな」
「そうだ、オマエもよくわかってきたな、もしかしてアタマ良いんじゃねえか、この調子なら買い物したあと墓参り行って、そのあと仕事して、ついでにブログ書きもできそうだな」
「 ええ〜?!そらハードル高いや!」
「 いや、だからよお!それを言うならハードル重いだろ」
「なんでだ?」
「そら聖徳太子がいっぺんに沢山のハードルをもちあげることができたから、つぎの100米決勝がスムーズにやれたっつうことで、その評判を聞いた国中のヒトたちが高さ5m、重さ100kgのハードルを山ほど送ってきたもんだから、聖徳太子はその日からハナシを聴く人の人数を制限して申し込み制にしたっていうことらしいぜ」
「そらたまらねえな、重いのも高いのもほどほどにしねえとな」
「 そうだな、ほどほどにしねえとな・・」
kuuhaku