マインドさんつぶやく10
極短小説「シークレットコマンドえれじ〜」
いぃぃぃ~~~!
すごぉぉぉい!
よく見つけましたねぇぇ!
ホント すごいですぅ!
いやぁ~たいしたもんですねぇぇ
どぉやって見つけたんですかぁ?
ナニせボクらはですよ
マインド界の特殊精鋭エージェントと言われる
シークレットコマンド部隊ですよぉ
このヒトが瞑想を始めてしまったものですから
急にヒカリが強くなってしまって
多くのマインド仲間が消えていきました
そこで危機感を覚えた仲間の有志が集まり
この終末感ただようマインド界をナンとしても守り抜くため
キビシイ訓練を経たものだけを選びぬき
最強精鋭部隊として結成されたのが
このシークレットコマンドと呼ばれるボクたちのチームなのです
ファントムマインドなんていうのは
まだまだシロウトたちの集まりですから
中には自ら改心して
消えてしまおうとするモノなどもいますし
もっと悪質なのは
愛とか慈悲などというコトバを駆使して
ワレワレの根本である「マインドこそが主人であ~る」
という輝かしい伝統思想をナイガシロにしようとする
とんでもない奴らも存在するのです
ザンネンながら
みんなでメシツカイになって楽しく暮らそうなどという
劣悪な思想を広めているヤカラも出てきている始末
・・ということで ザンネンなコトではありますが
もう既存のファントムマインドたちはタヨリにならず
彼らに任せていては
このマインド界を守ることはとうていできない・・!
という結論に達したワケです
このワレワレが生きるか死ぬかという
最終決戦においてヤクに立つのは
ワレワレのようなプロ中のプロ・・なのです!
滅亡からの救出を担う エリートたちの集団です
ですから
瞑想から発する
絶大で強力なエネルギーであるトテツもない愛のヒカリから
ジブンたちを救うという目的のタメには手段をエラびません
大きな声では言えませんが
ワレワレ特殊部隊の中には
超シークレットな任務を担ったモノたちもいます
フェイクエクスタシーコマンダーと呼ばれるモノたちです
彼らは瞑想とかスピリチュアルな技法などを詳細に分析し研究を重ね
あらゆるテクニックや瞑想法など
そういったモノによって得られるエクスタシーを自ら体験し
ほとんどホンモノのように感じられる
エクスタシーの幻影を作り出すコトができるようになったのです
それはもうホントの意味で「決死の覚悟」
というものだと言わざるをえません
それはそうです
その特殊な訓練をするということは
ワレワレにとって一番キケンなコトであり
少しでも油断するとサトリを得てしまい
ただ 恍惚となって
瞑想の中に ヒカリの中に 消えていってしまうという
タイヘンなリスクを負うというコトになるからです
フェイクエクスタシーコマンダー(略称FEC)
彼らは満身創痍になりながら
「けっしてこのまま消えはしない」
という驚異的な精神力を発揮して
生きるか死ぬかという
究極のギャンブルとも言える訓練をくぐり抜けた勇者たちなのです
リーダーから作戦開始の合図があると
彼らは決死の覚悟で
ピカピカの世界にイキをコロシて入っていきます
そして そのふさわしい状況やタイミングを
気配を消しながら じいぃっと待っています
そして そのチャンスが来たと見るや・・!
七色のヒカリを放射し
イリュージョンを投影します
それはそれは美しく眩いオーラを放つ
女神やカンノンさま
時には阿弥陀仏 クリシュナ モーゼやキリストetc
・・など状況に応じて写しだすのです
そしてこの世のモノとは思えない
トロけるような美声にリバーブとディレイをかけて
「ここがニルバーナですよぉぉ」
「よぉくガンバってここまで来ましたねぇぇ」
「もうナニもする必要はありませんよぉぉ」
「アナタはもうカミさまホトケさまになりましたぁぁ」
・・などという
甘ぁぁ~いコトバを囁きかけます
アタカも ありがたぁぁいコトバが
天から降り注いでいる雰囲気を演出します
それはそれは とてもとても
ありがたぁぁぁい感じを
溢れんばかりにさせるコトが大切になってきます
この投影&ササヤキ作戦が見事に成功すると
この攻撃を受けたモノは
ピカピカの仏性に目覚めたような
ピカピカのエゴに変身してしまいます
ホンニンにとっては
ナニかイイ感じがするし
ナニかエクスタシーのようなモノもあるし
ナニか以前とはチガッたニンゲンになったような気もするしで
おおー!ついにヤッたぁぁ~~!
オレはサトッたぜぇぇ~~!これが光明だぁぁ~~!
ニルバーナぁぁ~~!チョロイもんだぜぇぇ~~!
という風にカンチガイして頂く
・・という段取りになっています
ご承知のとおり
オレはサトッたぜぇぇ~~!
・・の時点でアカラサマなカンチガイなのですが
ナニせ幻影とはいえ
光り輝く極楽のような雰囲気の中
カミサマやホトケサマに
オマエはサトッたぁ~
・・ってジカに言われちゃったものですから
んもう有頂天になっちゃうのはムリもないコトです
・・というコトで
目出度くエゴは温存され
マインド界は安泰となる
・・という仕組みになっているワケです
あら おほほ
ズイブンとペラペラおしゃべりになって
キモチよさそうでございますわね
ああっ! オ・オマエはぁぁ!
ワレワレの伝統を蔑ろにして
ピカピカ側に寝返ったと思ったら
あろうことか多くの仲間たちに
消えるとキモチイイわよぉ
ニルバーナってイイわよぉぉ
とかなんとかオゾマシイ言葉で
マインド仲間をアチラ世界に送り込んで
ピカピカ旦那の執事や召使いに就職させているオンナ・・
あらぁ よくご存じね
アタクシのプロフィールを紹介して下さってありがたいわぁ
そんなコトはどうでもイイですけど
アナタぁ よぉくオシャベリになるわね
そんなシャベって大丈夫なのぉ?
シークレットコマンド部隊なんでしょぉ?
ダメじゃないのぉ
そんなにヒミツのコトをお話しちゃったら
お仲間にオコられてしまうんじゃなくってぇ?
んん・・なあにぃをぉクダランこと言ってやがるぅ
ヨ・ヨケイなお世話だってんだ
オマエ・・またオレらのジャマをしにきやがったんだなぁ!
いつまでもオレの眼のまえにいるとナニすんかワカらねぇぞぉぉ!
あら あら まぁた すぅぐオコってぇ
ホントに余裕がないというか
ナニか追い詰められているような感じすらあるわよぉぉ
あぁ・・それともぉ・・?
ナニかマズイことができちゃって
ヤケになってしまっている感じですかぁ?
先ほどから少し気になっていたのですけれど
アナタぁ カラダが少ぉし透けて見えるんですぅ
こんなこと言ってイイのかどうか・・ですけど
アナタぁ もしかして
消え始めちゃっているのかも知れませんわよぉ?!
えぇ?! な・な・なに言ってんの?
そ・そ・そんなコトあるわけねぇじゃん!
ぜったい ぜったい あるわけねぇじゃん!
キィ・キエ・キエぇ・キエハジメテなんかないもんねぇぇ〜!
こ・こ・こぉのとぉりハッキリクッキリしてるもんねぇぇ〜だ!
ふ・ふざけんなってえの このウラギリモノがぁぁ〜!
つ・つい・こないだまでよぉ
仲間だったクセしてぇ
なぁにが成熟だぁぁってんだぁ!
なぁにがピカピカの召使いだぁぁ!
ふぅっざけてんじゃぁねえぞぉぉ〜〜!
オレらのジャマしてんじゃねぇっつうの
バーカ! バーカ! バーカ!
あららぁ もぉ?
そんなに追い詰められちゃいましたぁ?
断末魔っていうヤツぅ?
ズイブンと速かったわね
ほらほら
もう下半身がほとんど見えなくなってますわよぉ
うぅ・ウルセぇやぁい
も・もう・もうトシだしぃ
下半身なんかイラナイもんねぇぇ〜〜!
あらぁ〜 そんなコト言うもんじゃありませんわよぉ
ほらぁ そんなコト言ってる間に
オナカの辺りもズイブンと薄ぅぅくなっちゃってぇ
向こう側が透けて見えちゃってますわよぉぉ
そぉっ・そぉんなコトないもんねぇぇ〜!
ぜぇぇったい ないもんねぇぇ〜!
ヘ・ヘソだってぇ
こ・このとぉりあるもんねぇぇ・・?!
あぁ・あんりゃりゃりゃぁぁ
なんじゃこりゃぁ・・?!
あらぁぁ
アナタぁ ホントはぁ イマぁぁ
すごぉぉく キモチイイんじゃないのぉぉ?
ウ・ウ・ウソだぁぁい!
キ・キィ・キィぃ・ふんがぁ・キィモチよくなんかぁ・・
あひあひぃ あひあひぃぃ
あるわけないじゃんもんねぇぇ
あひあひ あへあへぇ ふんぎぃ くわわわぁぁぁ〜〜ん
ひえぇぇ〜〜 いくぅぅ〜〜・・!
あっ〜あっあっ・・あひぃぃぃ〜〜〜!!
あっ あっ あっ ふひぃ ふひぃ・・
・・・・・・・・・・
はいはいぃ よかったですねぇ〜〜!
ご成仏されましたわねぇぇ〜〜
ほんとぉぉに よろしかったですわぁぁ〜〜!
さぁ ワタクシも少し休ませてもらいますわ・・
ホントウに
あけましておめでとうございます・・ですわね
ありがたいですわぁ〜〜 うれしいですわぁ〜〜









