観照・・
入り口から入って
だんだん
奥へと進んでいって
深く 深く
中心へと 核心へと
深く 深く
入ってゆくと
観るモノが観られるモノになる
その体験 その不可思議な体験
それを味わうことが
未だにないとすれば
観照の
本当のご利益を
まだ智らないということになる
もちろん
そこまでいかなくても
ココロが落ち着くとか
なにかスッキリするとか
なにか気持ちイイとか
そんなことはあるけれど
しかし
観照を楽しんでいくにつれ
すんごぉいご利益を得ることになるという
その感じを
そのホントの味わいを
智らないということは
ほんとぉぉにもったいない
いやいやほんと!
どうせなら
せっかく観照というものに
縁があったのだから
ぜひ その
すんごぉいご利益・・!
それを
体験してもらいたいものだと
切に思う今日この頃でございます
観照・・
もちろん
観るということを始めた時
さいしょのうちは
観るといえばカラダやマインド
じいっと内側に入っていけば
マインドさんが往来していて
いろんなやつが行ったり来たり
それをただ 眺めている・・
これが観照の始まり
対象物はマインドさんたち
過去や未来からやってくる
いろんな気持ち
いろんな考え
それらが
浮かんでは消え 消えては浮かぶ
眺めている 眺めている
それら観る対象
気持ち 考え
うれしそうなもの
かなしそうなもの
気持ちイイようなもの
不快なようなもの
とりあえず
そんなようなものたちを
観ることになる
要するに
いつもはあまり意識していない
気持ちや考え 雑念みたいなもの
そんなようなものだけを
観るということ
でも
それらはみんな
すでに知っているモノで
少し観照に飽きてきたりすると
なんだあ
こんなもの観てもナンの役にもたたない
とか
こんなもの観てどうなるっていうの?
というようなマインド
すぐに
こんなようなマインドに巻き込まれて
すぐに絡めとられて
観ることどころか
いともカンタンに巻き込まれて
観ることのスペースから落っこちてしまったりもする
でもここで終わっちゃうと
すんごくもったいないワケで
ちょっとばかりコラえて
少しばかりの忍耐をしてもらって
さらに さらに
奥へ 奥へと
進んでいかないと
そらもうホントに
もったいないのです
少しばかり奥の方
その先にある
観ることの極意というか
観ることのアリガタさというか
観照の
極上のご利益を味わえないというのは
ホントにもったいないと思ってしまう
そう そうです
少しだけガマンしてもらって
先に進んでいけば
遊び心をもって リラックスして
先に進んでいけば
その無意識になりかけた状態でも
思い直して 目を覚まし
リラックスしながら
観照を遊ぶ感じで
ただ眺めて
ナンの判断もしないで
良いも悪いも 好きも嫌いも
なああんにもジャッジしないで
じいいっとただ
眺めて 眺めて
眺めていると
意識を取り戻し
巻き込まれたというコトをも
眺めなおして
もう一度 思い直して
観照のスペースに入り
どんどん
じいいっと
観るということを続けていくと
観ることがススんで
それらのマインドさんに捕まることなく
善いも悪いも 好きも嫌いも
一切無く
だんだん
それらマインドさんと自分の間に
距離が出てきて
マインドと自分は離れていて
自分はマインドじゃないという理解が生まれてきて
だんだんと
静かになって 穏やかになって
次第に 次第に
マインドさんたちの
やってくる回数も減り
マインドとマインドのスキ間も広くなって
澄み切った
意識の大空を
垣間見ることもできるようになっていって
ついには
なあんにもない なあんにもない
空というか 無というか
そんなふうになってくると
なあんにもないところに
すっかり落ち着いて
観ることだけがそこにある
という感じがやってきて
観ている本人 眺めている本人を
観るという
そんなようなことになってくる
いわゆる
観るモノが観られるモノになるという
そんなようなところに入ります
そこで 初めて
ホントのワタシ
すっかり忘れてしまっていた
あまりにも忘れていたので
ほとんど
お初にお目にかかります・・
んでもどこかでお目にかかったような気も・・
みたいな感じの
ホントのワタシがここにいて
ずううっと
この ホントのワタシが
いまマサに
この瞬間 生きているという
忘れてはいたけど
生まれた時から
いや 生まれる前から
コレが生きていて
いまこの瞬間も
この
ホントのワタシが
ずうううっと観ている
ずうううっと観照しているという
ホントのワタシが
ずうううっと瞑想をしているという
そういう根本的な理解がやってくる
そんなようなことになっております
これこそ マサに
すんごぉい
すんごぉいご利益
いままで自分は
何万回も生まれ変わってきたかも・・
ということを考えると
すんごおおおおおい
マサに マサに これは
すんごおおおおおい
すごすぎるご利益
ということを
感じざるを得ないワケで
ま・・なんにしても
体験してみないとわからない
という真実は永遠に変わらないので
どうぞご縁のあるヒトは
も少しガマンしながら楽しんで
旅を続けていただきたいものだと
よけいなお世話かもですが
切に思う今日この頃でございます
kuuhaku