嶋津氏との会話より

彼のピアノの美しさは禅の味(?!)

ピアニストの嶋津健一氏も禅に興味があって以前から「空」やら「無」やらの話をする機会があったんですが、嶋津氏の家にリハーサルに行ったときのこと、こんな会話がありました。

「だいじょ〜さん、禅に関する本が山のようにあるのはなんでだと思います?それは禅の本体である”そのもの”は表現できないものだからだと思うんです。だからありとあらゆる手段を使って”それそのもの”をあらゆる角度から指し示そうとした結果、こんな膨大な書物になったんだと思うんですよ」ってなことをサラッと言うんですよ・・。

たいしたもんですね〜、すごい知性です・・だいじょ〜はほんと感心してしまったわけです。そこで、だいじょ〜は和尚が言っていた「師や師の教えは真理を指し示す指に過ぎない、その指に囚われてはならない。」ってえ言葉を思い出し、「そうですね、大抵人間は表現されたものの方に目がいってしまい、その指し示す先にある”そのもの”を見ないんすよね。」と彼に言いました。
そしたら、「ああ、そうか・・それなら犬と一緒だ。」って言うから「なんで?」と聞くと彼は「犬と散歩に行って”あっちに行け”って指をその方向に指すと犬は”あっち”の方には目もくれず、飼い主の”指”ばかりみてワオワオとか言ってる・・。」って言うんです・・っははは!

面白いっすね、無意識に生きてるってえのはやっぱり、犬みたいに生きてるってえことなんか〜・・!
いやいや、っははは!大笑いして彼の家を後にしただいじょ〜でした。彼のピアノの美しさは、やはりこの「理解」から来ているのでは・・と思いながら・・ね。

 嶋津健一氏のコンサートに出演しました

気がついてみると、よくもまあ、こんなプロの人に混じってステージに立って歌っている自分がいる・・はは・・ほんと、人生ってえのは不可解なもんす。

だいじょ〜は去る9月6日、東京は青山のラパン・エ・アロで行われた、嶋津健一コンサート「伝統と前衛のかけ橋」の第1部「和と前衛」に出演しました。
「書とのコラボレーション」に続いてのステージでしたが、オリジナル曲を5曲、嶋津氏のピアノをバックに歌いました。
普段はギターを抱えてライブをやるんですが、今回は彼の素晴らしいピアノをジャマしてはいけない(はは!)ってえことで、マイクを片手に「ぼくはかしゅなんだぞモード」で歌ったわけでした・・。
衣装はアサンガ師からもらったインドの民族衣装「クルタ」を着てサッソウと(?)ステージに上がっただいじょ〜でした。
いやほんと、楽しかった・・!!!嶋津氏のピアノ・・ほんと素晴らしいです・・。「天から花が」を歌っているときには、本当に花びらが舞い、風がそよいでいるような音と空間がそこにありました。いやいやほんとに贅沢させてもらいました・・こんなに嬉しいことはないです・・。