まいんどさんごくろうさん 2 

 巧妙かつパワフルかつ超ハイスピードのテクニック・・
   マインドさんをなめたらいかんぜよ・・っははは〜!

自己がいる時、光明はなく、自己がいないとき、光明はある・・と、師の和尚は言っているわけですが、マインドさん(こころ)が自分だと錯覚している私たちにとって、ここいらへんのところが、非常に厄介なもののようで・・。

瞑想を通じて、理解が起こる瞬間は、確かにあって、その時、その理解は本物なんだけど、その体験の直後(?)というか、超ハイスピードのマインド攻撃(?笑)は、目にもとまらぬほどの勢いで、この「理解の体験」を「記憶」というマインドさんのメモリに取り込んでしまい、「私は理解した」「もう崩れることのない、揺るぎない境地に達した」とかなんとか書かれているファイルを作り、「悟り」とか「光明」とか「覚醒」とかいう名前を付けて、ハードディスクに保存するっていうわけです。

ほんでもって、その名前を付けて保存した記憶というファイルには、「やっぱ毎日瞑想したから、こんな事が起こった」とか「信心深くやってたからな〜」とか「肉を食べるのやめたから良かった」とか「毎朝5時に起きたから理解に到達できた」なんぞという、理由付けや、「よ〜やくたどり着いたよ〜、もう大丈夫、絶対安心、保証付き!」とか、「さあ、この光明を世の人々に広めなくっちゃな〜、なんつったって、こんなすんごいことを体験して、サトっちまったんだからな〜」はたまた、「そ〜だ、おいらは、りっぱなメイソウの師として生きていかなあかん・・!」なんぞというゴタクが、行間も空けずに、所狭しと、ハミ出すくらいに書いてあったりして・・。
そんで、この「ゴタクファイル」は、年がら年中バックグラウンドであたかもセキュリティソフトのように活動していて、かわいそ〜なアタシら(笑!)はそのプログラミングされるままに、まるで操り人形みたいになっちゃって・・・・・・・・・・・。

・・う〜む・・そういえばそ〜でした・・、あの理解の瞬間、マインドさんはいなかった・・まさに、無心が起こっていた(自己がいなかった)から「瞑想」「光明」もやってきた・・そ〜だったのに、そんなことに気づかないワタシらは、この”名前を付けて保存”されたファイルの「ゴタク」を糧に(っははは〜!)生きはじめるってえアンバイなわけです。

ジツに、マインドさんは、すーぱーハイテクな仕事を、うるとらパワー、とれめんだすスピードでこなす・・というニクいやつ・・、こんなやつが会社に一人いれば、放っておいても業績急上昇!世界に広がるマインドチェ〜ン!・・ってなもんです。

このすごい絶妙なマインドさんの仕事に気づいていたら何も問題はないんすが、その「気付き」がないもんだから、またすっかり、マインドさんに同化して、「解ったはずなのにど〜しちまったんだ」とか、「なかなか、美しい瞑想の状態が続かないんだけど、ど〜したらい〜んだろ〜・・?」「あの喜びをも〜いちど〜!」なんぞと、再び”振り出しに戻る”状態になるってえ寸法・・、ここに目出度く、マインドさんの仕事はカンペキに、ふぃにっしゅ〜!・・・・・・・。

気づいては戻り、気づいては戻り・・この繰り返しで、瞑想好きのわたしらは生きているっていうわけでありますね〜・・。
ま、問題ない、問題ない・・!っははは〜!

合掌

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