生命はうたう


陽が輝き 雲踊り 風が吹くとき 

雨が降るとき通り過ぎていく風景は

  いつも「その時」起こるもの・・

いつも新しく生まれて  ひとつの形にとどまらず・・

「生命(いのち)」はいつもそこに在る

うつくしい鳥がさえずり

 風と戯れ 花と戯れ

かぐわしき香りをはこんでも

雷(いかずち)吼えて 黒雲あたりを覆うとも

なにものにも影響(かげ)を受けず なにものにも触れられない

「生命(いのち)」はうたう  そこに独り在って・・

「生命(いのち)」はうたう

そのうたは変わらない

慈しみやよろこびをたたえて  ひかりと遊びを降らしている

ただ いとおしいと

  そのひかりは ものみな すべてを照らし続ける

碍げるものは何もなく

だれもの此処を住処とし・・

 

 

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