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不思議なことだ

自らの本然 あるがままの真理は失われたことはない
生まれた時から いやもっとその前から 
それはここにあったありのままの自然として

“わたし”はそもそも それそのもの仏性であり
 永遠であり 存在そのもの無であり
 空であり 宇宙そのものだ

いつから思考が支配し始めたのだろう
いつから錯覚が支配し始めたのだろう
あからさまな真実はそっくりそのままここにあるというのに

隠されたことなど一度も無い
そのベールははぎ取られたまま目前に現れている
いつから“自分”は肉体だと思い込んだのだろう
いつから“自分”は心だと思い込んだのだろう
いつから“自分”は限りあるものだと思い込んだのだろう
いつから“自分”は永遠ではないと思い込んだのだろう

誰かに言われたのだろうか
誰も彼もがそう思い込んでいるのでそれが真実であると受け入れてしまったのだろうか
不思議なことだ 不思議なことだ

幼い頃 物心ついた頃 私は確かに知っていた
遠く朧気ながらその永遠の感覚をただ生きていたという感触が記憶の中に確かにある

ただその永遠性を当たり前のこととしてそれを生きていた
ただ目の当たりにあるものをただそこにある“あるがまま”を生きていた

自我が芽生えるにつれそれは次第に置き去りにされた
恰も覆い隠されたかのように不可視なものとなっていった

思考が権力を持つようになったのだろう
思考がこの精神肉体システムを恰も支配するかのように振る舞い始めたのだろう

周囲からかき集めた情報 
親や教師をはじめとする“社会”に教え込まれた常識や道徳
彼らに共通した“夢の中”の感覚
観念がいつしか権力を持ち“自分”を支配し始めた

しかし不思議なことだ
ありのままの真理は相も変わらず剥き出しで目の前にある
この真実は一度たりとも隠されたことはない
自ら目を閉じてしまったのだろう
夢の中へ落ちてしまったのだろう
幻想のドラマの中へと落ちてしまったのだろう

この“ありのままの真理”はいつしか秘密の事柄になってしまった
「隠されたもの」「神秘なるもの」となってしまったかのようだ
不思議なことだ 不思議なことだ

そして今 夢の雲は去り
晴れ上がった大空は
今此処に在るすべては
ありのままに在る
ただそれだけのこと
何物にも触れられない永遠性と静寂
安らぎがある
不思議なことだ

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